札幌ドームは、2024年3月期の決算で純損益が6億5100万円の赤字になりました。
この赤字の主な原因は、北海道日本ハムファイターズが本拠地を移転したことによる収益減です。
今回の赤字に対して、経営陣は「プロ野球やらせてくれないのでね」と発言し、ネットでは、「何を言ってるんだ」と、疑問と不満の声が上がっています。
日本ハムはなぜ本拠地を移転した?
北海道日本ハムファイターズは、2004年から19年間本拠地として使用していた札幌ドームに別れを告げ、2023年から本拠地を北広島市にあるエスコンフィールドに移しました。
日本ハムファイターズが本拠地を札幌から北広島市に移転した理由は、いくつかの要因があります。
- 札幌市との契約内容の不利益性があったから
- 球場の収益性の問題があったから
- 北広島市の支援と魅力的なプランがあったから
今まで、札幌市との契約では、日本ハムは年間約13~14億円のスタジアム使用料(!)を支払い、球団・選手のグッズ収入約3割を札幌ドームに徴収するなど、不利な条件で運営されていました。
さらに、札幌ドームは一部年度を除き黒字経営を続けており、それらは札幌市にとって貴重な財源であるため、契約内容の変更や球場改修には大きなコストがかかることが問題視されていました。
一方で、北広島市は球団への支援を強く示し、敷地の無償貸与や固定資産税の免除、水道整備などの支援を提供。これらの条件により、日本ハムは北広島市に本拠地を移転することを決定しました✨
今や、新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」は野球ファンにとって「最適」、「最高」の球場と評価されているよ!
経済的な理由だけじゃなくて、球場の質や地域への影響も移転を決める理由になったんだね。
結果「札幌ドーム」は赤字。日ハムは黒字
その結果、札幌ドームの赤字金額分、日本ハムが黒字になっています。
- 札幌ドーム赤字額6億5100万円
- 日本ハム黒字額6億3200万円
日本ハムの黒字額と札幌ドームの赤字額だいたい同じで草 https://t.co/CHnPvbOMJo pic.twitter.com/CvB4xQBIMC
— シャイニング兄貴㊙️ (@LAPINNiki) June 20, 2024
経営陣の発言「プロ野球やらせてくれないのでね」
赤字額は当初の見込みの2倍以上となり、
山川広行社長は「プロ野球やらせてくれないのでね」とこぼした。
ネットの反応
札幌ドームは想定以上の赤字を出して、
— むね@札幌グルメ「ヒンナヒンナ」 (@nem_hero) June 21, 2024
社長のコメントが「平日にプロ野球をやれたらいいが、やらせてくれない」て今更何言ってるんだ?? pic.twitter.com/S8nQTGl10M
不便な北広島という場所であっても、エスコンフィールド素晴らしかったしその魅力には敵わないしもう札幌ドームでやる必要ないのは明らか。やらせてくれないって何なの?どの口が言ってるの?というお話 https://t.co/JWb4QawFVo
— Kaori_jammer (@stcamel) June 21, 2024
札幌ドームだが本当に「日ハムの要求の半分でも聞いておくべきだった」ということに尽きる。
— 鐘の音(除夜の鐘)ダイエット-30kg (@kanenooto7248) June 22, 2024
안녕(アンニョン)😊
— せいぼう。🐾 (@radiojazzman) June 19, 2024
札幌ドームのトホホな赤字決算なニュースの午後
日ハムに逃げられ無理ゲーだよねん
札幌市民は大変じゃん
赤字って税金からだよ
その日ハムは本拠地エスコンフィールド大盛況なのよねん
さて、午後の曲は
Meriberry / Love Equationhttps://t.co/IPksh8L6bJ
素敵な午後を🎵
識者の見解
「日ハムに頼っていたことが表に出た形だ。新モードなどのもくろみが外れ、利活用を促すソフト面での企業努力が市民には見えていない。札幌ドームは、札幌のランドマークのような存在だが、市民感情として『アンチドーム』に変わってしまっている。市民にオープンな場で、どのように活用するのが良いか、市民目線での議論をしていく必要があるだろう」 石沢伸弘・北海道教育大教授(スポーツ社会学)
読売新聞
山川広行社長 受け答えの一部始終
――決算の受け止めは?
「思惑通りいかなかったのは事実だが、難しさを持ちながら挑んだ」
――「てこ入れ策」は?
「土日はイベントで大体埋まっている。平日をどう埋めるかが問題で、経済界にもお願いしている。実際に高校の体育祭や企業のツアーに使われているので、多く入れていきたい」
――来年3月期決算の見通しは?
「広告面での増収やネーミングライツの期待感があるが、その辺が成就しないと崩れると思う」
――赤字を受けて自身の責任問題にはならないか?
「やめるのは簡単。この形をプラスの状況にもっていかなければいけない。他に『やる』って社長さんがいたら代わる」
まとめ
「日本ハム」という活気と収入をもたらす優良な商材を失い、札幌ドームは正念場を迎えています。
今後の経営陣の手腕が問われますね。