7月の都知事選挙に向けて、蓮舫氏の国籍問題が議論されています。
昔は、二重国籍だったけど、今はどうなっているの?
そんな疑問にお答えします。
〈参考記事〉母・蓮舫氏の「2位じゃダメ」発言については、こちらで👇まとめています。
〈参考記事〉蓮舫氏が溺愛する息子についてまとめました👇
現在の蓮舫氏の国籍は?
台湾国籍からも、籍を抜いています。
ですので、現在は二重国籍ではなく、日本国籍のみになっています。
「二重国籍」問題をめぐり、日本国籍の選択宣言をしたことを証明するため戸籍謄本の一部など関係書類を公開した。「台湾籍を有していないことが分かる資料だ」と強調した。
【蓮舫氏「二重国籍」会見】戸籍謄本の一部を公開 「台湾籍有していないと分かる資料」と強調 – 産経ニュース (sankei.com)
蓮舫氏は日本人?台湾人?中国人?
日本の企業との間で貿易業を営んでいた台湾人の政商である父・謝哲信と
「ミス・シセイドウ」であった日本人の母・齊藤桂子の長女として東京都で生まれました。
そのことにご本人も誇りやアイデンティティをもっているようです。
1993年にニュース番組『ステーションEYE』のメインキャスターに起用されると「在日の中国国籍のものとしてアジアの視点にこだわりたい」と話した。
“新ニュースキャスター決まる”. 朝日新聞: p. 夕刊17面. (1993年3月16日)
「私は日本人だとずっと認識していました。他方で父が台湾、母が日本というダブルのルーツがあるというアイデンティティはとても大切にしてきました」と述べた。
2016年9月14日、BSフジ「プライムニュース」
自身のルーツに誇りを持っていらっしゃるのは当然のことですね。
蓮舫氏の国籍の移り変わり
中華民国籍
17歳で台湾籍を保持したまま日本国籍を取得
2016年に民進党代表選挙に立候補するに際し、違法な二重国籍が現在まで続いている可能性があること指摘された
2016年9月13日付けで台湾側より「国籍喪失許可証書」が、発行された
(二重国籍批判が起きたことを機に申請した)
2016年10月7日付けで日本国籍の選択を宣言した
何がそんなに問題だったの?
- 二重国籍なのに、「台湾籍から帰化」と虚偽の公示をしていたこと
- 二重国籍のまま公務を行っていたこと
- 外国籍離脱の努力義務を怠ったこと
- 自身の国籍が不明確まま放置したこと
2004年7月に参議院選挙へ立候補した際、蓮舫氏は選挙公報に「1985年、台湾籍から帰化」と公示して当選を果たしました。
しかし、2016年に8月30日二重国籍であることを指摘されました。
日本の国籍法では、日本国籍と外国籍の両方を有している場合、日本国籍を選択したら、外国籍離脱の努力をする必要があるんです。
(国籍法16条第1項)
これを蓮舫氏は怠っていたんですね。
しかし蓮舫氏は、自身が二重国籍であったことを知らなかった可能性があります。
「31年前、17歳で未成年だったので、父と東京で台湾籍の放棄手続きをした。ただ、私は台湾語が分からなかった。私は台湾籍放棄の手続きをしたと『父を信じて』今に至る」
どちらにせよ、蓮舫氏は、自身の国籍が明確でないまま、2016年まで公務に携わっていたことになります。
その後、蓮舫は記者会見を開き、自らの台湾籍が残っていたことを発表、謝罪しています。(9月13日)
法制度・国の見解に振り回された蓮舫氏
中華人民共和国の国籍法では「外国籍を取得した者は中国籍を自動的に失う」と定めており、日本政府の見解では日本は台湾と国交がないため、台湾籍の人には中国の法律が適用される見解に基づけば、二重国籍の問題は生じないという見方が出ていた。(台湾籍問題が波紋=蓮舫氏、揺れる説明-民進代表選 時事通信 2016年9月7日)
台湾=中国とするなら、中国は、「外国籍を選んだ時点で、中国籍が消える」から、日本との二重国籍にはならないと考えたんですね
しかし、日本の法務省は「台湾の出身者に中国の法律を適用していない」とする見解を発表し、前述の見解を否定した。
国際私法上、台湾籍の保有者には台湾の法律が適用される
と、杉浦正健法務大臣(当時)は発言しています。(2006年6月14日の衆議院法務委員会)
そこで、蓮舫氏は、2016年9月23日の記者会見で、
・台湾当局から台湾籍の離脱が完了した
・子供の頃の台湾のパスポートの提出を終えている
・発言に一貫性がなかったことにより迷惑をかけた
と謝罪した。
2016年10月3日 衆議院予算委員会で戸籍謄本の内容の開示を求められた。
2016年10月6日 記者会見で
「極めて私の個人的な戸籍の件に関しては、みなさまの前で話をしようとは思っていない」
と述べ、説明しない考えを示した。
しかし、日本政府としては「台湾当局が発行した外国国籍喪失届は受理していない」ために2016年10月7日不受理となる(産経新聞 2016年10月15日)
👆日本が台湾を国家として認めていないので、不受理になったようです。(産経新聞 2017年7月18日)
2016年10月14日 行政指導に従い、国籍法14条で義務づけられた「日本国籍の選択の宣言」を行ったことを明らかにした。
日本国籍の選択宣言をしたことを証明するため👆戸籍謄本の一部など関係書類を公開した。
台湾籍を有していないことが分かる資料
と強調した。
まとめ
蓮舫氏は、台湾と日本人とのハーフ(ダブル)でありますが、国籍は日本であるということがわかりました。
7月の都知事選挙に向けて、国籍の問題については、まだまだ議題に上がりそうです。
今度の動向を見守っていきたいと思います。